夕方症候群ゆうがたしょうこうぐん
夕方頃決まってそわそわと落ち着かなくなり、「家に帰ります」といって帰り支度をして出て行こうとします。だいたい夕暮れ時に起こるので、夕暮れ症候群、夕方症候群などと呼ばれています。認知症の方の場合、自分の家とは、生まれ育った家や、自分が若いころ住んでいた家であったりします。ですから、認知症の方の気持ちを思いやって、否定したり説得するようなことはせず、とりあえずは「そうですか」と受け止め、それから「夕ご飯を食べていってください」「泊まっていってください」など、認知症の方の気持ちを別のことに引きつけるようにしたり、一緒に外に出るなどの対処が必要です。